運行前点検などで見落としがちなのがフォークリフトについているタイヤ。
特に溝がスリップサインを超え、ツルツルになっているとスリップするだけでなく、荷崩れが発生して副次的に労働災害が起こる可能性があります。
フォークリフト用タイヤにも自動車用タイヤと同じスリップサインが存在しています。
運行前点検でぜひそこも確認しましょう。
タイヤの表面にはトレッドパターンと呼ばれる溝がありますが、お使いいただく内にタイヤが削れていき、徐々になくなっていきます。
トレッドパターンはタイヤと路面との間の水を排除したり、ブレーキ時の制動力を高めたりする効果があるものです。スリップサインはトレッドパターンの底にある、少し盛り上がった場所のことです。
溝が完全になくなった後でも使用限界ラインまで使い続けることはできますが、雨で濡れた路面でスリップしやすくなり、危険ですのでお早めに交換をご依頼ください。
スリップサイン手前で交換いただいたほうが安全です。
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