海外製のフォークリフトタイヤは大丈夫?国産タイヤと比べてみた

海外製のフォークリフトタイヤは大丈夫?国産タイヤと比べてみた

「海外製タイヤ」と聞くとどんな印象を持ちますか?
品質が悪そう・乗り心地悪そう・危ないなど、ネガティブなイメージを持たれる方は多いと思います。

実際、海外製のフォークリフトタイヤを昔使われていた方の中には
「海外製はすぐ劣化する」
「安かろう悪かろうで低品質なタイヤ」
と感じられている方もおられます。

では、本当に海外製タイヤは品質や耐久性が低いのかを
弊社の海外製タイヤADVANCE (アドバンス) と
大手国産タイヤを用いた比較試験データを元に解説していきます。

摩耗比較試験

同じ環境・条件で海外製タイヤのADVANCEと
大手国産タイヤを3ヶ月(約1000時間)使用し、耐摩耗性を比較した試験

業種 路面
自動車製造 コンクリート
用途 一日稼働時間
部品の運搬 14時間

摩耗比較の結果

海外製タイヤADVANCEは大手国産タイヤと比較しても
遜色なく、破損などもみられない結果となりました。

摩耗性試験

 

また、タイヤの摩耗を比較するDIN試験でも海外製タイヤのADVANCEは
国産タイヤ3社と変わらない残溝値を記録しておりますので、
海外製だからといって溝の減りや摩耗が早いことはなく、安心してお使いいただけます。

DIN

乗り心地比較

たわみ (変形)測定試験と弾力試験を行い、タイヤの衝撃吸収性を調べたところ
海外製タイヤADVANCEは国産タイヤB社に比べて、たわみが大きいことが分かり
弾力性に関しても国産タイヤ2社より衝撃吸収に優れていることが分かりました。

たわみテスト

たわみテストとは…タイヤに一定の荷重をかけた際のたわみ(変形)を計測する試験です。 線が高いほどたわみが大きく、タイヤへの衝撃を吸収するとされています。

弾力データ

タイヤに鉄球を落とした際に、どのぐらいの高さまで跳ねたのかを表したものです。跳ねた高さが低いほど衝撃を吸収しています。

タイヤの温度比較

ノーパンクタイヤは熱が溜まりやすい構造のため、タイヤトラブルを防ぐためにも長時間の運転時には
注意が必要です。そのため今回は海外製タイヤADVANCEと国産タイヤを使用した際の温度上昇を比較しました。

結果は国産タイヤメーカー3社のノーパンクタイヤよりも
海外製タイヤADVANCEのほうが温度上昇しにくい結果となりました。

温度

温度上昇試験とは…一定荷重をかけながらタイヤを回転させて内部温度を測定する試験です。車両走行時にタイヤの温度が上がるとタイヤの性能を損ない、トラブルの原因になるため温度上昇は緩やかなほうが望ましいです。

まとめ

一部の海外製タイヤは品質や安全性が向上しており、国産タイヤと比較をしても
遜色ないほどのレベル。もしくは国産以上の性能であることが分かりました。
ただ、未だに品質や安全性が高くない海外製タイヤが多いことも事実です。

そのため海外製タイヤを選ぶ際は

  1. 専門のアドバイザーがついてくれるタイヤメーカーか
  2. 大手企業への販売取引実績があるタイヤメーカーか
  3. 品質・安全性の比較試験を行なっているタイヤか
  4. タイヤ購入だけでなく交換作業も依頼可能か

この4項目をしっかり確認することが非常に大切です!

 

今回紹介したノーパンクタイヤ ADVANCEは、この4項目をクリアしております。
ネット・お電話からのお見積もり依頼やご注文にも対応しておりますのでお気軽にご連絡ください。