ノーパンクタイヤに関する、用語のアレコレをご紹介。今までなんとなく使っていたけれど、実際は良く分かっていないという方はいらっしゃいませんか?そんなときはこちらの用語集をチェック。
あ
合わせホイール 【あわせほいーる】
合わせホイールは別名DTリム(Divided Type Rim)、もしくは二つ割りリムと呼ばれている、ホイール形状の名称です。2枚一組のセットとなっており、ボルトで締結するタイプで、アドバンスにはこの合わせホイールが装着されています。
イージーフィットタイヤ(Easy Fit Tires) 【いーじーふぃっとたいや】
ノーパンクタイヤに組み込まれるホイールには、通常「合わせホイール」「リング式ホイール」の2種類があります。リング式ホイールを組み込む際には、ロックリング、サイドリングといった部品が必要ですが、イージーフィットタイヤは、タイヤそのものにリム本体に引っかかる「つめ」が付いているため、これらの部品が不要。リム本体もタイヤに圧入する作業だけで済むため、作業自体も簡単です。そのため欧米では半数以上でこのイージーフィットタイヤが使われています。
エンジン式フォークリフト 【えんじんしきふぉーくりふと】
フォークリフトの形式にはバッテリー式とエンジン式があり、エンジン式はさらにガソリン式とディーゼル式に分類されます。エンジン式はパワーがあり、長時間の使用に耐えうるため、主に屋外で多用されています。フクナガタイヤでは両方のタイプに装着可能なノーパンクタイヤをご用意しております。
か
カウンター式フォークリフト 【かうんたーしきふぉーくりふと】
カウンターバランス式とも呼ばれるフォークリフトで。座って乗るタイプです。車種によってはアドバンスが装着可能です。
型式 【かたしき】
車両の製造型を表す番号です。同じフォークリフトのメーカーであっても、型式によって適合するタイヤ、リムの仕様が異なる場合があるため注意が必要です。フォークリフトの型式は「7FG15」といった表示が、座席シートの横やハンドルの横にあります。
カラータイヤ 【からーたいや】
路面にタイヤ跡がついてしまう黒タイヤの欠点を解決するためのタイヤです。
黒色ではなく緑や白などの色がついておりタイヤ跡の原因となるカーボンブラックの代わりにシリカ(ホワイトカーボン)という補強剤を配合することで、タイヤ跡が目立たなくなりました。アドバンスのカラータイヤは白(クリーム色)・緑色の2色で、ノンマーキング効果により床にタイヤ跡がつきにくいため、どのような床の色にも向いています。
嵌合性 【かんごうせい】
当サイトでのフォークリフトとタイヤにおける嵌合性という言葉は、ホイールとタイヤの密着性という意味で使われています。この嵌合性はホイールから伝わる力を、しっかり受け止めることができるかどうかにつながる大事な要素です。タイヤとホイールの嵌合性は各社タイヤメーカーそれぞれの考え方により、寸法、硬度、補強材などで調整されます。
キクロス 【きくろす】
当社ノーパンクタイヤ事業部の名称です。「KYKLOS」とはギリシャ語で、英語の「Circle (円)」「Cycle (周期)」の語源となっている言葉で、お客様との関係が、「円」のように途切れることのないようにという願いを込めてこの名前を採用しました。
キャスター 【きゃすたー】
リーチ式フォークリフトに装着されているタイヤの呼称です。リーチ式フォークリフトには、ドライブ、キャスター、ロードという車輪の呼称がありキャスターはリーチ式フォークリフトの後ろ側についている、駆動輪ではない、小さい方のタイヤを指します。
空気圧式タイヤ 【くうきあつしきたいや】
タイヤゴム内部に空洞があるタイヤで、中に空気入りのチューブを入れて使用します。衝撃吸収性に優れている反面、突起物が刺さるとパンクするという欠点があるため、産業用車両では代わりにノーパンク式タイヤを使うことが多くなってきました。
クッションゴム 【くっしょんごむ】
クッションゴムはタイヤの真ん中に当たる部分にあり、クッション性を出すために柔らかい硬度のゴムにより構成されています。なお当社ノーパンクタイヤは、クッションゴムを含む上・中・下の3層別々のゴムの性質をもった構造になっています。
グリップ力 【ぐりっぷりょく】
タイヤはエンジンの駆動力を、摩擦という形で路面に伝えるという大事な機能をもたなければいけません。グリップ力はその路面に対する摩擦力のことを指します。
黒タイヤ(ノーマルタイヤ) 【くろたいや(のーまるたいや)】
一般に見られる、黒いタイヤのことです。タイヤの耐久性を求められるゴム製品には、補強剤としてカーボンブラックが使われているためタイヤは黒くなります。しかし、このカーボンブラックを使用したタイヤは床面にタイヤ跡がついてしまいます。その点カラータイヤの場合はタイヤ跡が目立ちません。
建設用車両(建設車両) 【けんせつようしゃりょう(けんせつしゃりょう)】
産業用車両のうち、主に建設工事や解体工事等で使用する車両のことです。タイヤで走る車両もあれば、キャタピラーで走る車両などもあります。
例:ホイールローダー、油圧ショベル(ユンボ)、ブルドーザー、ダンプトラック、クローラクレーン、アースドリル、パイルドライバー、ラフテレーンクレーン、ユニック車(クレーン搭載トラック)、キャリア、転圧機械(振動ローラー、マカダムローラー、タイヤローラー)、アスファルトフィニッシャー、路面カッター、コンクリートポンプ車、クローラドリル、ケーシングドライバー、クラッシャーなど。
さ
産業用車両(産業車両) 【さんぎょうようしゃりょう(さんぎょうしゃりょう)】
業務で使用する特殊な機能を備えた車両のことです。
例:フォークリフト、ホイールローダー、高所作業車、散布車、塵芥車(ごみ収集車)、消防車(ハシゴ車)、車両運搬車、脱着ボディ車など。
3層構造 【さんそうこうぞう】
ノーパンクタイヤには、ゴムが2層のものと3層のものがあります。3層式タイヤは、トレッド部分やホイールに接する部分に耐久性のあるゴム層を使い、その間に柔らかいゴムの層(クッションゴム)をはさむことで、耐久性とクッション性を高めています。
スリップサイン 【すりっぷさいん】
タイヤの摩耗限界を示す表示で、トレッドの溝が浅くなってくると、排水性、水をかきわける能力が落ち、湿潤路面でスリップしやすくなってしまいます。
スリップサインの交換目安は、溝の深さがおおよそ残り1.5mmになるといわれています。
ソリッドタイヤ 【そりっどたいや】
「ソリッド」は「固体、中身のつまった」という意味で、ノーパンクタイヤは別名ソリッドタイヤとも呼ばれます。
た
耐摩耗性 【たいまもうせい】
タイヤは路面に動力を伝えるために、どうしても磨耗してしまいます。耐摩耗性が高ければタイヤは長持ちします。そのため、この耐磨耗性の良いタイヤをつくるというのが、メーカーの使命です。
タイヤ跡 【たいやあと】
車を急に発進・旋回・停車させると、タイヤと地面がこすれて路面に黒いタイヤ跡が付着することがあります。タイヤ跡の主な要因はカーボンブラックです。このカーボンブラックは非常に小さな粒子で、床面に細かく入り込み残ってしまいます。これが黒いタイヤ跡として残ります。このタイヤ跡は放っておくと空気中に舞って、運搬物や作業現場を汚す原因となってしまいます。
ツメ 【つめ】
フォークリフト前部の前に突き出た2本の棒のことです。荷物を運搬するときにはコンテナバッグを引っ掛けたり、パレットの穴に差し込んだりして使います。
テーパー 【てーぱー】
ハブボルトテーパーのことです。
ドライブ 【どらいぶ】
リーチ式フォークリフトに装着されているタイヤの呼称です。
リーチ式のフォークリフトには、ドライブ、キャスター、ロードという車輪の呼称がありドライブは駆動輪として活躍する大きいほうのタイヤです。リーチ式フォークリフトでは後ろ側についています。
トレッド 【とれっど】
タイヤの路面と設置する部分の呼称です。
トレッドゴム 【とれっどごむ】
3層式のノーパンクタイヤの中で、トレッドゴムはタイヤの上に当たる部分でグリップ力、耐摩耗性のバランスを考えたゴムにより形成されます。
トレッドパターン 【とれっどぱたーん】
トレッド部分の模様のことです。
排水性や、物理的に路面をとらえるための形状、耐磨耗性に考慮した機能性から、外観上での特徴を出すためと、様々な機能が要求されます。
な
ナット 【なっと】
めねじとも呼ばれる金物のことです。アドバンスでは合わせホイールを採用しているため、ホイール同士を締結するために合わせボルトが必要です。
そのためタイヤは合わせボルトのナット、スプリングワッシャーなど、規定締め付けトルク圧を考慮した材質を採用しています。
2層構造 【にそうこうぞう】
ノーパンクタイヤにおいてトレッド部(路面に接する部分)とベース部(ホイールに接する部分)に別々の性質を持ったゴムを使い2層の断面構造を採用したもの。3層構造のものと違い、クッションゴムがないため衝撃吸収性に劣るもののヘタリが少なく安定性に優れています。
農業用車両(農業車両) 【のうぎょうようしゃりょう(のうぎょうしゃりょう)】
産業用車両のうち、主に農業で使用するものです。
例:トラクター、田植え機、コンバインなど
ノーパンクタイヤ(チューブレスタイヤ、ソリッドタイヤ)【のーぱんくたいや(ちゅーぶれすたいや、そりっどたいや)】
パンクしないタイヤという意味で、スーパーボールのように中に空気を入れず、ゴムのかたまりをタイヤの形にしています。パンクしないという長所がある反面、乗り心地が悪いとされてきましたが、アドバンスは独自配合のゴムを採用することでこれを解消しました。
は
バッテリー式フォークリフト 【ばってりーしきふぉーくりふと】
電気を動力として動くフォークリフトで、最近は導入例が多くなってきました。
排気ガスが出ず、音が静かという特長があります。車種によってはアドバンスが装着できます。
ハブ径 【はぶけい】
ホイールの中心に開いている穴の直径のこと。各車両メーカーによって大きさが違うため注意が必要です。
ハブボルト穴 【はぶぼるとあな】
タイヤホイールに付いている車軸と連結するためのボルトの穴です。同じタイヤサイズでも、各車両メーカーによって穴数の違う場合があるため注意が必要です。
ハブボルトテーパー 【はぶぼるとてーぱー】
フォークリフトのハブボルト(車体に取り付けるためのボルト)のナットには、底面に角度がついています。この角度をテーパーと呼びます。
このテーパーが付いている理由は、ナットとホイールの接触面積を増やすためと、ホイールが芯に取り付けやすいようにするため。
仕様によってはこのテーパーがハブナット側の片面のみ、もしくはハブナット側、車体側の両面についているものがあります。
ハブボルトピッチ 【はぶぼるとぴっち】
タイヤホイールに付いているハブボルト穴のうち、対角線上にある2つのボルト穴の中心から中心までの距離のこと。
フォークリフト 【ふぉーくりふと】
車両前部のマストについた2本のツメ(フォーク)で、重い荷物を運ぶ車両です。フォークリフトトラックとも呼ばれ、リーチタイプ(立って乗る)とカウンタータイプ(座って乗る)があります。
フクナガエンジニアリング 【ふくながえんじにありんぐ】
フォークリフト用ノーパンクタイヤでおなじみな当社の社名です。
ノーパンクタイヤ販売のタイヤグループの他に、産業用資材フレキシブルコンテナバッグの販売を行っているソフトバッグ事業部、ベトナムでの金属リサイクルやフレコンバッグ販売を行っているベトナムフクナガエンジニアリングがあります。
ベースゴム 【べーすごむ】
ノーパンクタイヤの断面は上・中・下の3層別々のゴムの性質をもった構造になっています。
ベースゴムはそのうちの一番下に当たる部分になり、リムに対する嵌合性を考えた硬いゴムを採用しています。
ホイールローダー 【ほいーるろーだー】
車両前部にバケットというかご型の部分がついた車両で土などをすくって移動させます。このバケットがついているアーム(腕)を上下させられます。同じバケット付きのものでも、キャタピラー式のものはローダーショベルといい、アームを持ち上げられないものはブルドーザーと呼ばれます。
ボルト 【ぼると】
一般的に言われる「ねじ」のこと。アドバンスは合わせホイールを採用していますので、ホイール同士を締結するための合わせボルトが必要です。
そのためタイヤには、合わせボルトのナット、スプリングワッシャーなど、規定締め付けトルク圧を考慮した材質を採用しています。
ま
マスト 【ますと】
フォークリフト前部の2本のツメ(フォーク)が付いている柱。フォークの上げ下げをガイドします。
や
ユニオンライン 【ゆにおんらいん】
タイヤが磨耗して溝が完全になくなった場合に出るラインで、3層構造のタイヤではクッションゴムが露出することを指します。ただし、ノーパンクタイヤは空気圧式タイヤとは違い、通常走行で安全上支障のない限り、ユニオンラインまで使用することができます。
※車体の一部が接地する場合はすみやかに交換してください。
ら
リーチ式フォークリフト 【りーちしきふぉーくりふと】
立って乗るタイプのフォークリフトです。
バッテリー式で小回りが利くため、屋内倉庫などでよく使われます。
リム 【りむ】
正確にはホイールの外輪部分を示します。あくまでホイールの形状の一部分のことですが、現在ではホイールそのものを指す言葉として使われています。
リムサイズ(ホイールサイズ) 【りむさいず(ほいーるさいず)】
ホイールの大きさを表す言葉です。
リムは外径や幅、種類によって呼称が異なり、3.00D×8DTや4.00E×9DTなどの種類があります。
リンギ 【りんぎ】
フォークリフト前輪のタイヤを交換するときに、マストの下にはさむ角材。
15cm角程度の木材が適切です。
リング式ホイール 【りんぐしきほいーる】
合わせホイールとは異なるホイールで、リム本体が一対型になったもの。
サイドリング、ロックリングといった部品とで構成されています。
ロード 【ろーど】
リーチ式フォークリフトに装着されているタイヤの呼称です。
リーチ式のリフトには、ドライブ、キャスター、ロードという車輪の呼称があり、中でもロードはリーチフォークリフトの前側の左右についているタイヤを指します。
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Fukunaga Engineering Co., Ltd.
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